MENU

理事長ご挨拶・基本理念

理事長ご挨拶

学校法人花園学園
理事長 野口 善敬

花園学園は、明治5年に臨済宗妙心寺の山内に宗門の子弟の教育機関として創設されました、「禅のこころ」を建学の精神とする学園であります。
令和4年に学園創立150周年を迎えた本学園は、創設以来、禅を根本に据えた教育を実践して成果を積み重ね、在学生約1,600人の大学、約1,400人の高等学校・中学校、約200人の幼稚園を擁する学園へと成長してまいりました。

本学園の目的は、単なる知識の獲得ではなく、禅を根底とした「こころを育てる」教育であり、これこそが現代社会が抱える諸問題を解決する大きな糸口となると確信しております。

花園大学は開創当時、臨済宗教団の近代化を図る上での主要機関として重要な存在意義を持っておりました。現在では、宗門の子弟だけでなく、歴史や福祉など目標の異なる多くの学生が集まり勉学や課外活動に励んでおりますが、「禅的仏教精神による人格の陶冶」を独自の教育理念とし、「自己を知り、他者を受け入れ、社会に貢献する人間を育成すること」をミッションに掲げて、教育指導、人材育成に取り組んでおります。

花園中学校・高等学校は、教育方針として「《禅のこころ》《校訓》《臨済宗妙心寺派の『生活信条』》を教育活動に取り入れ、生きる力を育む学校運営を目指すこと」を掲げ、生徒自身が目的意識を持った学習の継続、より高い目標に挑戦するという気概と自立心の涵養、さらに知徳体のバランスのとれた豊かな人間性の育成を目指しています。そして、個々を尊重しつつ、自分自身の目標に向かって、正しく判断し行動するための教育を行っております。

洛西花園幼稚園は、仏教的な環境に触れる中で人間形成の基礎を培い、情操豊かな園児を育むことを目標としております。特に、「健康でいきいき活動し、豊かに生きるための基礎を身につける教育」を教育方針に掲げて日々園児たちに接しております。

このように禅を根底とした教育の実践により、私たちが目指す自ら学び自ら解決する「自立した自分」「わたしの中にある仏の心」を確かなものとし、それをともしびとして生き、自らの輝きをもって社会を照らし貢献してゆく人材を育てることこそが大切だと確信しています。花園学園はこれからも豊かな人間性を具えるための教育を目指し邁進してまいります。

花園学園の基本理念

臨済禅を根底とした
『こころを育てる』教育

「自立した自分」
「自らの中にある仏の心」を灯とし
自らの輝きを以て社会を照らし
貢献する人材の育成